私達夫婦は共に喫煙者だったんですが、娘を授かって共に禁煙しました。
妻は酒も同時に断ったので辛かっただろうな、と思います。
表面上は苦ではなかったと言ってますけどね。
身体の中で新たな生命を育んでいることが幸せで、その子の為なら苦にならないそうです。
母は強しですね。
私は授かって直ぐには止められませんでした。
それでも3ヶ月後には止めましたね。
妻は止めなくていいと言ってくれましたが、喫煙所や喫煙可能なお店を探し回る煩わしさ、吸わなきゃストレス解消できないし、吸えなきゃストレス倍増だし、何より値段が高い!健康にも悪い。
良いことないんで元々止めたかったんです。
私はこれまで何度となく禁煙に挑戦しては挫折を繰り返してきたので、禁煙の苦しさには多少慣れてきていたのも成功の要因かもしれません。
失敗は成功の素でした。
単なる失敗に終わらなくて良かった。
初の禁煙は半年続きましたが、今回はもうすぐ2年でしょうか。最長記録更新です。
私は元々マイルドセブンのライトだったかな。
タール量が6mgを好んで吸っていましたが、タール量が年々減っていき、最後には1mgのメビウスを吸っていました。
ここまで来ると吸わなくても平気なんじゃないかと思ってましたがそうじゃないんですね。
全然止められなかった。
身体にも色々出てて、毎年の健康診断では異常はなかったんですが痰が、常時絡んでいたり、たまーに息苦しくなったり、軽い運動で息を切らしていたり、明らかに喉や肺に負担がかかっているようでした。
喫煙40年の人の肺と、喫煙していない人の肺の空気の吸込量を比較した動画があるんですけど、見たことありますか?
スゴい差ですよ。驚愕です。
それは息苦しくなるよ、と納得。
最後には酸素吸入器を持ち運びながら移動することにはなりたくないので早めに禁煙には挑戦した方が良いですね。
禁煙のコツは喫煙でストレス解消する要素を理解するところから始めます。
勿論ストレス解消にはニコチンの効果が大きく占めると思いますが、私は喫煙の『吸い込む行為』
『煙を吐き散らす行為』『灰を落とす行為』の3段階に分けて考えました。
最終的には『吸い込む行為』が一番ストレス解消の要因になっていると考えた時に更に深掘りすると『喉に通る煙の感覚』も大事だとわかりました。
ここまで来ると『吸い込む行為』と『喉への刺激』で代替が出来ることがわかるので実践あるのみです。
フリスクの様な冷感作用のある飴を食べながら深呼吸をすると代替が効きます。
まぁ、思い込みも大事なんですが。エアー喫煙なんかも多少効果あります。
喫煙している感覚と重ねて代替案を何度となく行う。
深呼吸は肺を膨らませるように意識しながら、吸込の最大で一時息を止めるような吸込方をします。
これに慣れてくるとフリスク無しで深呼吸をするだけで平気になってきます。
もしかしたら『深呼吸すること』がストレス解消なんじゃないかと思えてもきます。
実はそうなんですよね、今回の禁煙は『深呼吸』だけで乗りきりました!!
喫煙は深呼吸するから落ち着くと言っても過言ではない、持論ですが。
喫煙の行為が自ずと深呼吸になってしまっているのかもしれません。
喫煙を小刻みに吸っても吸った気にならないので、しっかり煙を肺に入れるなら深呼吸になっちゃうのかな。そこさえ理解すれば後は喫煙した気になって、『吸いたい気持ち』をやり過ごすんです。
我慢じゃないですよ。スルーするんです。
これの繰り返しで3日経てばほぼ禁煙成功です。
ニコチンは完全に身体から排出されるまで72時間かかるそうです。
その間に脳が喫煙を促す精神攻撃を加えてくるので、挫折しちゃうんですね。
本当に軽めの麻薬ですよ。無意識に身体が欲してしまう。
ここまで来た時に『途中で挫折しても良いわぁ』と思っとくんです。心に余裕を作っておく。
うちの父は禁煙して新品のカートンとライターを買ってきて1箱を持ち歩いてましたね(笑)
『いつでも吸えるわぁー』と思って吸うのを忘れていったんだとか。
なかなか変態的な考え方と当時は思いましたが、その余裕は大事だと今では思います。
吸っちゃってもまた禁煙再開すれば良いだけです。死にはしない。
一本吸っただけでは何ともなりません。懐かしさと口の中が臭くなるだけ。美味しくもないかなー。
肝心なのは何ともない自分を客観的に見て『あれ?禁煙余裕やん』とは考えないこと。
『禁煙なんかいつでも出来る』と思っちゃうと逆戻りします。
長くなりましたが、私の場合はこうだっただけで万人に通用しないかもしれませんが、何度となくチャレンジして良かったと思います。
禁煙したい人も是非何度もチャレンジしてみてください。
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